
社会人が夜間の調理師専門学校に通うとどんな感じ?スケジュールや学びの内容、さらにお金のこと。
自己紹介
うまみシェフと申します。(日本料理の板前みたいなイメージでこんなブログ名にしました。)
アラサーで平日昼間はサラリーマンをしています。夜は1.5年制の調理師学校に通っています。ちなみにお仕事は調理とは全く関係ない事務職です。
2024年4月入学、2025年9月卒業予定。
夜間の調理師学校に通おうと思った理由
私は、趣味として料理を極めるために調理師専門学校に通っています。現在は仕事もそれほど多忙ではなく、プラベートの時間が余るので何か新しいことに挑戦してみようと思って、心の底から楽しめそうなものを探してみて料理に決めました。
お料理教室と専門学校で迷ったのですが、様々な料理を本格的に基礎から学べる料理教室を見つけられず、学校に通うことにしました。今から考えてみてもそれは正解でした。
仕事との両立、1日のスケジュール
学校は、月〜金まで午後6:30から9:00過ぎまであります。
私は月金の仕事は9時から5時、リモートワークが週2日です。残業はほとんどありません。残業が必要な時は午後10時以降にやるなど、業務は自分のペースで調整ができています。そのため、時間的な問題は特にありません。
また、職場と学校と自宅が全部30分圏内にあるので通勤通学もストレスは無いです。
- 8:00起床
- 8:30家を出る
- 9:00出勤
- 18:00退勤
- 18:10学校に到着
- 18:30授業開始
- 21:30授業終了
- 22:00帰宅
- 23:00就寝
金銭面
学費は合計して207万円でした。
2024年3月納入 | 学費618,000+教材費299,490=917,490 |
2024年9月納入 | 学費530,000 |
2025年3月納入 | 学費620,900 |
合計 | 2,068,390 |
下記記事で紹介している教育訓練給付金による還付は以下の通り。
2024年10月還付(実績) | 347,260 |
2025年4月還付(予測) | 52,740 |
2025年10月還付(予測) | 720,000 |
合計 | 1,120,000 |
授業の内容
1週間のうち座学は3日、実習が2日です。
座学は栄養学、衛生学、食文化などです。食品の特性、食文化の授業は料理につながることなので熱心に聞いています。逆に栄養学や衛生学は、私はあまり興味はありません(調理師として必要な知識と理解してはいます。)
実習はとても充実していて、和洋中製菓製パンを全て学びます。出汁の取り方・包丁の研ぎ方・フライパンの持ち方などから始まり、和洋中の基礎的な料理の技法、さらに高度な調理技法まで非常に学びが多くとても満足できる内容です。
単位と欠席、試験と進級
単位制度 – 1.5年制の2学期制、全ての授業が必修科目です。単位を落とすと留年となります。(全ての時間帯に授業が入れられており、空きコマに再履修はできない)
欠席-開始後30分以内遅刻扱い。遅刻3回で欠席1回に変換。欠席3回までが本試験受験可能。欠席3+1/3以上4以下は再試験から受験可能。欠席4+1/3で再履修
試験-座学は60点合格、実技は70点合格。座学は再再試まである。実技は再再再試験まである。
座学については、勉強すれば全員合格できる。様々なバックグラウンドの人がいて感じ方は様々だと思うが、私にとっては非常に簡単と感じた。
実技試験は和洋中製菓製パンそれぞれに包丁さばきなどの試験があり、自宅での練習が必要になる。授業中で指導があるが、それだけでは技能はあまり向上しない。実技試験については厳しく見られていると感じる。
進級-基本、全員が進級出来る。夜間部は留年の人は私が見る限りはいなかった。ただし、それぞれの事情で卒業を待たず退学する人もいる。そもそも調理師免許は業務独占資格ではないから、資格を取る意味は正直無いので退学も悪く無い選択肢
入学試験
入学試験は面接のみ、先着順で入学が許可されて定員になったら募集停止になる。基本、受かる。
私の将来の進路
サラリーマンを続ける予定で、当面は調理の仕事に就く予定はない。定年やセミリタイヤの後に飲食店を開業する夢はある。
感想
1年間やってみて、とても楽しいし学びがあるので入学してよかったと感じる。特に調理実習は毎回新しい発見があって本当に通って良かったと感じる。
会社で役職がある人だったり、家庭で果たす役割がある人は様々な調整がより難しくなるから、サラリーマンが通うなら若いうちだと思う。転職や脱サラする予定なら年齢は関係ないかな。老後の楽しみとして通うのも良いことだと思う。
専門実践教育訓練給付金によって金銭的負担が少なく通えるのは非常にありがたい。案外なにも問題なく学校に通えていることに会社に感謝したいと思う。
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